2022年03月23日
開業時に苦労した話
■開業時は要注意?【前編 法人登記の注意点】
こんにちは、アイケイ不動産です。
今日は法人として宅建業を登録したときのかかった時間やかかった費用を
話していきます。
■登録までの時系列はこんな感じ↓
①法人の拠点となる物件を決める
↓
②法人登記を行う
↓
③宅建業の登録を行う
大まかにはこんな流れで開業しました。
まとめると3行くらいなんですがそれぞれ意外と時間とお金がかかりました。
いざ実務で法人を運営していくと、どうしても決算というものを意識しないと
いけません。
法人税の支払いや、銀行から融資を引っ張るときにはこの決算書が大事。
そんなこんなでまずはいつから宅建業を開始するかよく決めておき、そこに
向かって準備していくことが大事かなと思います。
■法人登記の注意点
法人登記だけを見てみるとそんなにむつかしい話ではありません。
事業を行うための軍資金はいくらか(資本金)、通帳はどこの通帳を使おうか?
なんの事業を行おうか(定款の作成)、住所はどこにしようか(本社所在地)、
社印はどんなものにしようか(会社実印【丸印】、会社認印【角印】、ゴム印)
ぐらいを決めておけば、あとは行政書士等にお願いして会社概要を作成して
もらいます。(もちろん自分でも作成可能です)
※会社の印鑑は3つとも先に作成しておいてくださいね!
今回は宅建業許可取得が必要になるため、その前提で法人を作らなければ
なりません。宅建業許可ですので、事務所のレイアウトは各県のルールに
乗っ取った形で考えなければなりませんし、営業拠点ですので交通事情が
いいところでないと営業活動に支障が出ると思います。
※余談ですが実際はアパートの1室や自宅で宅建登録することも全然OKなのですが、
この交通事情のいいところは重視したほうが後々時間効率に影響してくると
思います。
物件を決めたら、次に法人登記を行っていきます。
この法人登記、 上記に書いたようにそんなにむつかしくはないですが、
始めてやる場合だと定款作成と会社謄本の承認・作成に約3週間程度は
かかります。
こちらの作業は早くできても官公庁の認証にどうしても時間がかかります。
そのため、こちらの作業は抜かりなくきちんとこなしていきましょう?
やはり餅は餅屋、行政書士に書類を作ってもらいながらやるのが
一番ミスなく効率よく開業までこじつけられると思います。
費用の目安【株式会社の場合】
行政書士手数料が2万円~3万円、
印鑑作成費用が1万円~2万円
(選ばなければネットでかなり安く買えます)
公証人の手数料が5万円程度。印紙代が4万円
事務所の賃料を考えると20万円~30万円程度あれば法人設立はできました。
僕が実際に法人登記を開始してから法人設立までかかった時間はおおよそ
1か月程度でしょうか?
(初めてのことが多くていろいろまごまごした期間も含める)
※電子申請で登記を行えば印紙代がいらないのと、さらに合同会社にすれば
公証人手数料すらいらないそうで、ほんとに実質0円で会社が作れてしまうことは
後から知りましたが…
こんな感じに法人は設立することが出来ました。サラリーマンが飽きたなー
という方、宅建で独立開業を目指す方、ご参考ください!!
次回は【後編 宅建業許可に関して】をお話していきます。